フェミニズム
生き方も価値観も誰にも規定されない。
国家にも男にも、私を決めさせない。
わたしはわたしである。
そう声高に叫ぶこと。
同じ人間として生まれ
産み落とされた世の中にはすでに逃れないようのない
社会と規範が存在している
「どうしてこんな世の中に私を生んだの?お母さん」
圧倒的な権力で存在する矛盾に絶望して
私を産み落とした先祖たちを恨みたくない
そして、産むならどうか私の子供にそんな思いをして欲しくない
わたしはわたしである
そう叫ぶことは我侭でもなく責任と言葉という諸刃の剣を背負って
相手を殺すことが許されない戦場に赴くようなもの
(甘えは許されないのだろう)
悲しむことを拒絶してはいけない
嗚呼、言葉とはこんなにも救いになるものなのだと。