大学にて


矮小さを知れ。


不要であると薄々感じれば不機嫌にもなる。あそこには居たくない。
一時的な感傷はすぐ消えるだろう。


自分の程度を語った彼は少し悲しそうだった。
その苦悩と悲痛と、告白することの悲しさを混ぜた表情は美しい。
常にそうあればいい。葛藤すればいい。
いつか抜けられなくなった居場所で苦しめばいい。