自身が

特別な存在であるという幻想はどこから来るのだろう。
何故そう思うのだろう。
そう思うことで自身のアイデンティティでも保とうとするのだろうか。

特別でないこと、イコール、自分という個体が他と区別できないということか。
実際部分部分は何かしらのコピーであり、
その部分が積み重なって出来ているだろうに。
その組み合わせが膨大すぎて、なかなか一致しないというだけだ。


最初からオリジナルというものを信じているのだ。
「自分にしか出来ないことをやりなさい。考えなさい。想像しなさい。」
そんなの、最初からできるのは一握の人間だけなのに。
そのままほとんどが大人になっていくというのに。